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肩こりの原因〜パソコンやスマホを見る方必見!環境調整や座り方、姿勢改善が肩こりに大切であることを解説〜

  • 執筆者の写真: shoo hee
    shoo hee
  • 2022年10月14日
  • 読了時間: 8分

更新日:2022年10月26日


『肩こり』にはさまざまな原因があります.

厚生労働省の「国民基礎調査(平成28年)」によると、日常生活で自覚している症状は、『肩こり』が男性第2位、女性第1位となっているようです.

みなさんは、肩こりで悩んでいませんでしょうか?


肩こりの原因はさまざまで以下の通りです.



●同一姿勢の持続(生活習慣によるもの)


●運動不足(血行不良)


●ストレス


●眼精疲労、寝不足


●血液循環不全(低血圧、高血圧、糖尿病、狭心症、動脈硬化など)


●頸椎症(頸椎椎間板ヘルニア、ストレートネック)


●肩関節周囲炎(四十肩、五十肩)、変形性肩関節症


●首、肩への手術後


●就寝時の枕が合っていない


●冬などの厚着によるもの



これら多くの原因がありますが、一つのみが原因となるより、複数組み合わさって肩こりを認める方々が多いのではないかと感じます.

【同一姿勢の持続】【運動不足】【ストレス】【眼精疲労】のこれら4つは肩こりの4大原因と言われているようです.


【同一姿勢の持続】について

日中デスクワークなどパソコン作業をしている方や、スマホが普及している世の中で1日のほとんどをスマホの画面を見ている方も、この同一姿勢に相当しやすいのではないかと思います.

そして、疑問になるのが何時間同一姿勢を取ることを許されるのだろうか?といった疑問は浮かんだりしますでしょうか?

一つの指標としましては、頚部(首)がしんどくなってくる時や眼が疲れてくる時が指標になるのではないだろうか.

原因の一つの「眼精疲労」が関与していると思います.

そして、基本的には同じ姿勢を取り続けるのは控えたほうがいいです.何かしら足を動かしたり、何分かに一度は背伸びをして休憩を取ることをおすすめします.


同一姿勢の持続をすることにおいて、ちがう視点から考えると環境面です.椅子の高さとデスクの高さ(見ている対象物のパソコンなど)とのバランスです.例えば、椅子が高くデスクが低すぎてパソコンを前かがみの姿勢で見てしまうと、首や腰に負担がかかってきやすいです.これは極端な例なのであまりしている方はいないと思いますが、その人その人の姿勢の特徴によって環境調整をしていく必要があります.

猫背など円背姿勢の方であれば、パソコンを見る際、目線を正面に向けるくらいの高さに設定を行い、さらに座面にクッションを敷くと骨盤が中間位(骨盤の偏りをなくす)となり、さらに楽な姿勢で長時間パソコン業務ができるようになります(人によってクッションを敷く場所が異なる).この時自然と肩に力が入らないポジショニングが大切になってきます.

たまに見かけるのが、自分の脚の太ももの上にパソコンを置いて作業をしている場面を見たりしますが、この姿勢だとかなり前かがみで目線は下近くを向いてしまうので、かなり頭から首、腰部分に負担がかかるので健康面のことを考えると控えていただきたいです.


※注釈:

自分が猫背である!と思って、でも実際猫背ではない方が、たまにいらっしゃいますのでそういった方は環境調整を誤ってしまう可能性があるのでぜひ33ラボで姿勢診断をさせていただきますのでご連絡ご相談、お問い合わせをお待ちしています.


通勤・通学での電車の中でのスマホを見る方々において、これもまた肩こりに繋がりやすいです.これは以下に述べることが説明として相応しいのではないでしょうか.


身体の中で一番重量の重たいとされる頭蓋骨(頭)を支える筋肉が最も凝りやすい(こりやすい)です.下の写真の緑色で囲った部分の筋肉が凝りやすい部分です。

僧帽筋(そうぼうきん)という名の筋肉です.上層・中間層・下層と分かれています.

この筋肉は、かなりひろーい範囲で骨に付いている筋肉となります.したがって働き者であります.

さらに身体の表層にあるので、体表から手で直接触れることができます.



この僧帽筋は、頭蓋骨の「後頭部」に付いており、

胸椎(背骨)12番目の最後まで付いています.そして、

肩甲骨から鎖骨へと至っております.








したがって、頭部が左右に傾いたり、顎(あご)が前に出ると、この筋肉は『コリ硬まり』肩こりになりやすいです.

さらに、肩甲骨が前方・後方に傾斜したり、外側に開いたり、下方・上方に偏ってしまうことがありますが、鎖骨とともに偏って、いわゆる「なで肩」や「片側のいかり肩」「猫背」「円背(えんぱい)姿勢」などが肩こりになる原因の一つであります.

背骨にも着目すると、かなり広い範囲で付いていますよね.ここまで広く付いているので、首部分の背骨であったり、腰部分の背骨、骨盤、胸郭(あばら骨)の偏り(姿勢)がかなり影響してくるのが想像されます.

根本的な原因の特定は必要になってくるので、それはこちらが診ていきますが、頭部なのか顎(あご)なのか肩甲骨なのか背骨なのかあばら骨なのか骨盤なのか、姿勢改善のための筋肉をほぐすアプローチを行えば肩こりも解消されます.


首の骨は、本来前弯(少し前に曲がっている)しています.この骨の並びが真っ直ぐになること(ストレートネック)であったり、変形性頸椎症(変形した首の骨)、ヘルニア、手術後の方々は肩こりになりやすいです.


腰部分の背骨には土台となる骨盤とつながりがあるので、非常に骨盤のゆがみと関わりが深いです.私は、肩こりのある方でも肩甲骨と骨盤の位置関係は必ず把握するようにしています.ここでは、大まかに述べますが肩甲骨周辺を『上部体幹』、骨盤周辺を『下部体幹』として分けて考えると臨床(実際の施術場面)では有効になるのではないかと考えています.

例で言うと、上部体幹が右に捻れがあるとすれば、必ず下部体幹は反対の左側へ捻れが生じています.それに対して、上部体幹が右側の側方に傾きがあると、下部体幹も同じように右側方に傾きがあるといった違いがあります.


胸部分の背骨はあばら骨と繋がりをもっています.心臓・肺・肝臓・横隔膜を包んでいる肋骨(あばら骨)は上・下方や捻れたりと偏ります.黄色靭帯骨化症(おうしょくじんたいこっかしょう)や後縦靭帯骨化症(こうじゅうじんたいこっかしょう)などの手術後でも肩が凝りやすかったりが想定されます.


肩こりがあるからといって、コリのある部分を揉んだり、押したり、マッサージをしても良くならないのは、上記で述べたことがいえますね.


他にも僧帽筋以外の筋肉が肩こりとして関与しますが、僧帽筋が肩こりの筋肉として中心となるためここでは僧帽筋のみ挙げさせていただきました.首こりや四十肩、首の手術後の方などは僧帽筋以外の筋肉が硬くなったり、筋力が弱くなり肩こりを認めることがあるので、頭の片隅に置いてもらえたらと思います.


主に

①座り方

②環境面の調整

③姿勢のゆがみの調整


これら3点をまずは行うと肩こりは軽減されるのではと考えています.


【運動不足】について

どれくらいの状態が運動不足といえるのか?

(公益財団法人 健康・体力づくり事業財団より下記リンクから運動不足診断は可能

https://www.healthnet.or.jp/tairyoku_up/sokutei/undobusoku/t03_03_05.html )


年齢による運動不足の判定基準について、18歳未満の方は現段階でははっきりとした基準はわかっていないそうです.しかし、積極的に運動を行うことで健康的な身体になることは間違いないです.

18歳から64歳の方は、息が弾み汗をかく程度の運動を毎週1時間ほど行うのが望ましいとされているようです.ゴルフや卓球、ダンス、ボーリング、自重を使用した軽い筋力トレーニングなどの運動が適しています.

65歳以上の方は、日常生活に行う食器洗いや洗濯、食事の支度、買い物など散歩がてらに歩いて、寝る前にストレッチなんかすることが望ましいとされています.毎日トータルで40分こういったことをして身体を動かすことが大切になってきます.


年齢を重ねていくと、特に20代を過ぎ30代を境に筋力は徐々に低下していきます.女性は特に元々筋肉量は男性よりは少ないです.筋肉量が減少すると筋力も低下するので、血液循環(血行不良)になりやすい身体になってしまいます.

筋肉には、たくさんの血管や神経が近くを走っていますので、筋肉の『こり』は血液循環と非常に関与しやすいのではないかと考えます.



【ストレス】について

現代はストレス社会と言われております.ストレスからは逃れられないという現代なので、向き合っていくしかありませんがときにはストレスとわかる業務やイベント、飲み会などは避けて、思い切って断るなどしてもいいのではないかと考えます.自分の健康が一番だと思うので、無理にしなくてもいいことはしないでいいと思います.

しかし、自分の達成したい目標や1日の目標、課題の中で『これは必要だ!』と思うことに関しては嫌なことであっても積極的に取り組み、辛抱して耐える力が必要にはなってくるかと思います.

では、なぜストレスが肩こりと関係があるのか?ストレスとは身体でいうと自律神経の乱れ(交感神経が優位)であります.活発に動くときなど交感神経が働きますが、就寝時などは副交感神経が働き、ヒトのからだはこの両者によってバランスが保たれています.どちらか一方が優位になってしまうと、さまざまな身体への症状が起きてしまいます.その一つに内臓系による血行不良が生じてしまい肩こりに繋がるのではないかと推察します.



【まとめ】

1、肩こりにはさまざまな原因がある.中でも、同一姿勢の保持時間が長くなること.それに加えてその同一姿勢(ここではデスクワークの座位姿勢)の環境面・座り方・スマホ時間が長くなること.これらの原因が肩こりとして挙げられる.


2、肩こりが起きている症状は、僧帽筋の表層(首の深層の筋肉の場合もある)であるが、ほとんどの根本原因は他の関節のゆがみ、他の筋肉が硬くなり肩こりという症状を引き起こしている.


3、運動不足で血行不良が起きても肩こりになりやすい


4、ストレスでも内臓系の血行不良で肩こりに繋がるのではないかと考える




今回のブログは以上となります!

ご一読いただきありがとうございました!

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