日常の暮らしではどんな姿勢になっていますか?骨盤のゆがみとなる原因4選
- shoo hee
- 2022年3月13日
- 読了時間: 4分
更新日:2022年4月24日
今回はどうして骨盤はゆがむのか?日常生活で気をつけるべきポイントを「4つ」紹介したいと思います。(※あくまで自分の考えですので参考程度までにお願いします)
【原因】
1、座位姿勢で脚を組む

短時間であれば骨盤をゆがめることは回避されると考えます。しかし、長時間ずっと同じ姿勢で脚を組むと左図のように赤矢印で示してるような方向へ骨は偏りが生じてきます。
骨盤や腰の骨、肋骨も傾いてきたり、捻転といって捻れる姿勢が強いられることが想像できます。
2、あぐらをかく(胡坐をかく)

これも短時間であれば回避できます。座る姿勢は基本的に骨盤は後ろへ傾きます。あぐらの姿勢は後ろの傾きがさらに強まり、背骨は丸くなります。腹部は圧迫方向となり、腹筋の筋肉の長さは短くなり縮まるポジションとなります。
左図の赤矢印で示したのは、太ももの骨が外側への力が働き、骨盤が開いていくことを示しています。さらに股関節を曲げる筋肉があぐら肢位を保持するために力を発揮するため、長時間だと硬くなってきてしまう可能性があります。そうなると股関節を後ろへ伸ばす方向への可動域は狭くなります。
3、カバンを持つ手が同じ

持ち手側の肩甲帯(肩)は、左図の赤矢印で示してるとおり挙がる傾向にあります。左肩でカバンをかけた時、背骨は左凸にカーブし、骨盤は傾きと捻れが生じることが想像されます。
この姿勢も上記と同様で日常生活上のクセで長時間その姿勢となると、偏りが出てきます。筋肉は伸びたまま硬くなったり、縮まったまま硬くなってしまいます。
4、高いヒールの靴

長時間・高頻度で履くと骨盤のゆがみに繋がってきます。ヒールの高い靴を履くと、踵の骨は挙がり足趾(そくし:足の指)もつま先立ちのようなポジションが常に課せられる状態となります。そうすると、膝が曲がり骨盤は後ろへ傾くことになります(一部例外の方もいる)。
足の状態や靴の選択は、骨盤や腰などにも影響するということを頭の片隅に置いてもらえるといいのではないでしょうか。
今回のブログでは以上の4つを挙げさせていただきました。
日常生活で習慣化されていることが知らず知らずの内に、骨盤のゆがみであったり全身的にゆがめ、「肩こり」「腰痛」「脚のむくみ」の原因になるであろう可能性も考えられます。
脚のむくみが、両方のふくらはぎにあれば、心臓や腎臓など内部疾患に問題があることが可能性と挙げられますが、片方のふくらはぎにむくみがある場合は筋肉系の問題を考えます。
【私ができるアプローチ・アドバイスなど】
1、多く座位姿勢で脚を組む方で症状のある方
・なるべく脚を組む時間を短くしてもらう
・左右脚の組み方を変えてもらう
・座位姿勢時の骨盤のゆがみ改善(左右差を減らす)
・股関節の可動域拡大
・座位姿勢時の骨の位置に偏りがあるか確認
2、多くあぐらをかく方で症状のある方
・あぐら座位の時に殿部の下へタオルやクッションを入れる提案
・あぐら座位で背もたれがあれば、極力もたれてもらう
・長時間のあぐらは、腰・股関節・膝関節に負担がくるので途中脚を崩してもらう
・股関節の可動域拡大
・あぐら座位時の胴体(頭部から肛門部まで)に偏りがあるか確認
3、かばんを肩から背負っていて症状の出る方
・気づいたときに持ち替えてもらうよう提案
・立位姿勢に大きく偏りがないのか確認
4、高いヒールの靴を多く履き症状が出ている方
・素足で立ったときの姿勢を確認
・ヒールの靴を何足か持っている場合、何センチのヒールで症状が出るのか聴取
・症状の出る高さを確認後、それに即した身体づくりに照準を合わせる
・足部に対するアプローチ
骨盤のゆがみの原因が、筋肉レベル(表層なのか深層なのか)で考えた時に、ただ硬い部分をほぐすのでは解決に繋がりにくいので、どこへアプローチをしていけばいいのかは私の役割であり私でしか気づけないと自負しています。今後も研磨していく所存であります。
ここまで読んでくださった方々に感謝申し上げます。そして、少しでも気持ちを進めていただけましたら33ラボへご連絡・お問い合わせをお待ちしています。
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